歌をつくる人にまつわる話 The Story of Songwriters |
(41) Fred E. Ahlert The Moon Was Yellow |
Fred E. Ahlert(1892-1953 ) |
”The Moon Was Yellow”という歌が話題になりました。OZSONSの小島が最近思い出した歌です。Frank Sinatraが歌っていますが、Jazz Birdのみよちゃんが昔出版された小さな版の譜面を持っていたそうです。私が中学生の頃、神田小川町の新興楽譜出版社に歌の本を買いに行ったものです。ジャズ、ポップスや映画主題歌が載っているA5版の楽譜本でした。歌のタイトルに邦題がつけられていました。 そんな話から、宮尾さんを交えて”The Moon Was Yellow”談義が始まったのですが、「この歌の作者がLyric and Music,Fred Ahlert and Edgar Leslieとあるが、作詞がFred Ahlertなのか」とメールが来ました。 通常、出版されている譜面には、例えば、Lyric by Johnny Mercer and Music by Harold Arlenと書かれています。省略形はJohnny Mercer/Harold Arlenと書かれます。 作詞・作曲を2人で共作の場合には、Lyric and Music by A and B、と書かれています。 ということはAhlertとLeslieが作詞・作曲を共同でやったということになるのです。が、 |
さて、このFred E. AhlertはいわゆるTin Pan Alleyの時代の作曲家で、”Mean To Me”、”I''m Gonna Sit Right Down and Write Myself A Letter”、”I Don't Know Why”、”Walkin' My Baby Back Home”などスタンダード中のスタンダード曲がたくさんあります。 ”The Moon Was Yellow”はFrank
Sinatra Anthology Vol. 2に出ています。この本では、Lyric by EDGAR LESLIE 宮尾さんは「ラテンの曲かと思っていたら、スタンダードなんだね」とメールをくれました。ラテンの曲というのは正しかったのです。 譜面にはModerate Bolero tempoと書いてあります。メキシカン・ボレロで歌えという指定です。もともとラテンリズムの歌として作曲されたのです。(2010/2/17) |