MY FRIEND

JANET SEIDEL

オーストラリアの弾き語り、ジャネット・サイデルという歌手の歌を2001年の夏に初めて聴きました。ドリス・デイが好きだったと言います。

レパートリーは実に広く、古いジャズからポップス、言葉も堪能でフランス語もイタリア語もOKです。とにかく、どんな歌でもいともたやすそうに軽く唄ってしまいます。美しく明るくさらりと唄います。聴いていて心地がよいので疲れを覚えません。実兄Davidはレコード会社の社長のかたわらベーシストでいつも一緒に活動しています。

ジャネットの数枚出ているCDのなかにWinter Moonというアルバムがありますが、ここで"Just You, Just Me"を唄っています。Nat King Coleのレコードで間奏のピアノのアドリブがあるのですが、彼女はそれにNat King Coleを称える詩をつけて唄っているのです。
 

早口で半分くらいしか聞き取れないような歌詞です。何て歌っているかわからない、とゲストブックに書き込みました。すると彼女のライブで私たちと会って話をしたことも覚えていて、その日のうちにメールで歌詞を送ってくれました。歌を聴きながら歌詞を目で追っても追いつかないくらいのものです。いやー、驚きました。

50年ほど前のことです。Eddie Jeffersonという男が、こともあろうにJames Moody(ts)の吹く"I'm In The Mood For Love"のソロのピースに歌詞をつけてしまったのです。これをKing Pleasureが唄い"Moody's Mood For Love"ともじったタイトルをつけてヒットしました。それをJanetは"There I Go Again"というタイトルで唄っていますが絶品です。

このような歌を"Vocalese"と呼ぶようになりました。ジャネットの口もとはやわらかく、いとも軽やかに動きます。こわばった唇では唄えっこありません。

現在はオーストラリアでCDが制作販売されていますが、このたび徳間ジャパンからPeggy Leeの唄った曲を集めて"Don't Smoke In Bed"というタイトルのCDがリリースされます。これで日本でも彼女の名前が知れ渡るようになることでしょう。じつに愉快です。

2003年11月には、ニューヨーク&日本ツアーのスケジュールが入っています。

New Yorkに行くのは、年とったBlossom Dearieに会いに行くためだと思います。案の定、こんな写真を送ってくれました。

 Blossom Dearie

 

2013年10月に久しぶりに来日しました。横浜まで会いに行ってきました。David共々喜んでくれました。

昔は毎年日本に来ていたのですが、近年はご無沙汰だったのです。


David Seidel   Janet Seidel