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![]() 2014年のコンサート |
霧生さんの名前を知ったのは1985年にカーネギー・ホールでリサイタルを開いた話がどこかの雑誌記事に出ていたのを見たことであった。 クラシックのピアニストと思っていた人が、六本木界隈のジャズライブやジャズのコンサートなどで演奏する姿を見るようになり、ジャズにまで手を伸ばしたのだと思った。いつも年下のご主人、太田寛二というジャズピアニストと一緒だった。 90年代の後半、今はない西麻布のピアノクラブ「INDIGO」でよく話をするようになった。自宅が代官山でこの店のオーナーが大原江里子というピアニストで毎週のように遊びに来ていたのだった。 |
練習に疲れると鍵盤と鍵盤の間が奈落の底に見えてくるのだと言う。そうすると、INDIGOに息抜き気分転換にやってくるのだ。お酒も強いのだ。
この曲が終わると、つぎはScott Joplinを弾いてくれる。ジャズが生まれる素地としてブルースとラグタイムがある。ラグタイム・ピアノは1800年代の終わりごろに生まれた。ジョプリンはラグタイム・ピアノの作曲をしては楽譜出版社に売り歩いていたのです。ある時、”Original Rag”と”Maple Leaf Rag”の2曲を売りに行ったところ、”Original Rag”は買ってくれたが”Maple Leaf Rag”はハジカレてしまった。 ”Maple Leaf Rag”を聴いたJohn Starkという百姓でアイスクリーム売りでピアノ・ペダル直しの男がこの曲を気に入って、世話をして出版してくれました。たった1年のうちに100万部も売れてしまい、2人は大儲けをし大変に仲良くなりました。スタークはそれがきっかけでラグタイムの譜面出版に長年関わることになった。Scott Joplinはラグタイム王と呼ばれます。 その”Maple Leaf Rag”を霧生さんは弾いてくれます。この店も2000年3月末で閉店しました。 |
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当日、朝日新聞社の正面から入ろうとすると警官が並んで警備している。その前で右翼らしき兄さんが拡声器を持ってアジ演説をしている。「なるほど、なるほど」と思いながら玄関を入った。幸い、ホールは裏の別棟だから騒音は届かない。毎日、毎晩、こんなことやっているのかなぁと思いながら回廊を抜けてホールに入った。 INDIGOが無くなってからは、私だけのためにピアノを聴かせもらう機会は無くなった。あの頃は贅沢をさせてもらった。通常のライブなどでは聴けないのだ。 |
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この晩は、久し振りに霧生さんのクラシック・ピアノをたっぷり楽しめました。 むかし、湯河原でジャズフェスがあった時、一緒のホテルに泊まった。ここにはピアノが置いてあるので、朝になると霧生さんは練習を始める。まぁ、ほんとによく練習する人です。 さて、第1部はクラシックで
というプログラムだった。霧生さんはどんな大曲でも譜面は置かない。譜めくりなんて居ません。 練習でも本番でも譜面にかじりついている人よ、霧生さんをお手本にしなさい。 私の2年上の霧生さんは脳みそも若々しいのです。(2014/10/14)
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