歌と歌手にまつわる話

(113) フランク・シナトラJr.東京公演 One For My Baby


Frank Sinatra Jr.(1944- )と留里子さんご一行様

シナトラJr.Blue Note東京で歌いました。シナトラ協会の留里子さんのお誘いで、最終日の2月6日の2nd Setに行ってきました。

Blue Noteの2月の案内が、郵便局の転送で1月下旬になって届きました。予約は遅すぎるだろうと行かない積もりにしていたところに、留里子さんから「予約がしてある」との電話が入りました。

2度とシナトラJr.のライブは聴けないかもしれません。喜んで、カミサンと二人で行ってきました。留里子さんが取ってくれた真ん々中の一番ステージ寄りの、手を伸ばせばシナトラJr.に届いてしまう席でした。

シナトラJr.はシナトラの第2子で長男です。長女のナンシーは華々しいデビューを飾り、人気者でした。姉さんの比べるとジュニアは大変地味でした。

お父さんと姿や声質はそっくりです。でも、歌い方も英語の発音も違います。どうだったのかって?そう、ステージでシューズを履かずにムートンの防寒ブーツなど履いていました。珍しい人です。

面白いです。”Strangers In The Night”,”The Theme of New York, New York”,”My Way”では、お客さんの拍手が一段と大きくなります。お客さんを見て、意外と年代の若い人たちが多かったように思いました。

へそ曲がりの私は、ジョニー・マーサー/ハロルド・アーレンの”One For My Baby”を聴きながら、シナトラが若い時代にバーカウンターに一人で座り、バーテンダーに語りかけるようにこの歌を唄った映像を思い浮かべていました。(2010/2/6)

今日はヴァレンタインデーです。留里子さんから上の写真を添付したメールが来ました。向かって右隣が留里子さんです。早速、差し替えました。あのブーツは高級ムートンで、どうやらジュニアのお気に入りのブーツらしいです。今日、マヌエラでお会いした石川県小松のドクター夫妻が名古屋のBlue Noteに出かけたところ「60代以上の客ばかりでしたよ」とのことでした。

留里子さんの「カフェ・アルバート」は高田馬場にあります。(2/14)


  Index       Previous Next