沢チンとドリーの後ろに清水キンさんとけい子さん
ある時、わかGは閏さんのドラムスで飛び入りで唄わされたことがありますが、2003年の11月に亡くなってしまいました。
もともとミュージカル女優になろうとレッスンを受けていたのですが、レッスン代稼ぎに始めたクラブ歌手が高じてジャズ歌手になってしまったという経歴があります。
その頃、その頃とはウン十年まえですが、世良さんからジャズボーカルの手ほどきを受けて、その後で沢田靖司に師事するようになりました。デビューは1975年、八城さんトリオとの共演です。八城邦義君ではなく、彼のお父さんです。
そのアップテンポのスイング感は並外れたものがありますが、スローとなると「超」スローで唄います。これは驚きです。たとえるなら、レコードの回転数をグググッと落として(ただし、キーは変わらない)聴くようなものなのです。やったことがある人はお分かりでしょうが、めちゃめちゃに粗が目立ってきます。
それにもかかわらず、けい子先生の歌は揺るぎがありません。まるでJimmy
Scottばりのスローテンポで唄うのですからたまげてしまいます。