歌をつくる人にまつわる話
The Story of Songwriters

(43) Vernon Duke April In Paris

Vernon Duke(1903-1969)

ベラルーシ出身のロシア人作曲家で、本名はウラジミール・アレクサンドロヴィッチ・デュケルスキーといいます。

1929年以降はアメリカに落ち着いています。ガーシュウィンに見出されブロードウェイ・ミュージカルの曲を書くようになりました。

この頃からヴァーノン・デュークとアメリカ名を名乗っています。

われわれがよく耳にする曲で最初のものが”April In Paris”(1932)です。続いて”Autumn In New York”(1934)がありますが、共通性を感じさせます。

”I Can't Get Started”(1936)、”Takin' a Chance on Love”(1940)もスタンダード曲となりました。

アメリカに移住する前はロシア・バレエ団のためにバレエ曲などクラシックの作曲をしていました。

その後もクラシック曲も書き続けましたが、これらは本名で出しています。(2010/2/21)


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