FRIENDS OF OZSONS

Yutaka Kobayashi, 2002.9.20

小林 裕

日大芸術学部からバークリー音楽院でピアノ・作曲を学んだインテリピアニストです。もの静かで奥行きのある人物です。もちろん、ピアノから送り出される音はお洒落です。

ピアニストで作・編曲家としてクオリティの高さはうなるものがあります。テレビ番組の音楽も担当する売れっ子です。

鈴木史子のコンサートKeep Shinningでは音楽監督・指揮をつとめ、ビッグバンドの編曲からピアノ伴奏までを一手に引き受けています。
 

2001年のコンサートでは、われわれオージーサンズも出演しましたが、ビッグバンドのアレンジは最高に唄いやすいものでした。普段、練習でカウントをしていないと出そびれてしまうフレーズも、何も考えることなしに、引っ張られるように出られるのです。大したものだと思いました。

Soundsのコーナーではそのサウンドを聴くことが出来ます。それ以外の機会にもオージーサンズの伴奏を喜んでやってくれています。

こんな人柄の良いひとは珍しいです。

2007年の秋にスリー・グレイセスが1998年から始めたAnnual Concertが第10回を迎え、これで大きなコンサートは一段落ということになりました。そこで、オージサンズにも声が掛かりました。第2回のコンサートに出てから8年たったわけです。バックは森寿男とブルーコーツです。そこで、フルバンのアレンジを、この際だから3曲ばかり作っておこうと、小林 裕さんに依頼しました。その中から、このコンサートでは”Sh-Boom”と、以前に小林さんが書いた”I'll Never Smile Again”とを唄いました。

最近、小林さんは譜面作成ソフト”Finale”を使い始めたそうです。フルバンの譜面を書くのにDrum Setの書き方を教えてほしいと言っていたのですが、2008年が明けてやっと時間を見つけて、成人の日に我が家にやってきてFINALEのお勉強をしました。

オージーサンズ最後の大舞台は2013年、鈴木史子のKeep Shinning 6 でした。小林さんが音楽監修・コンダクターでした。われわれは4曲歌いました。