ジャズとコーラス

(44) Six Hits and a Miss


Six Hits and a Miss

1930年代の中頃、Three His and a Missという男3人、女1人というボーカル・グループがありました。結成時期などは定かではありませんが、Martha Tiltonが35年にメンバーになりました。1937年にGoodman楽団に雇われて、その後に入ったのがPauline Byrnsです。

お友達のTODOSから、キング・コールのCDを聞いていたら、Pauline and Her Perilsというコーラスが出てきて、その素晴らしさにぶったまげたといってきました。このコーラスの詳細を知っているかというのです。

私は名前すら知りません。そこで、Paulineで検索したら、Pauline Byrnsという名前がわかり、Three HIts and a MissやSix Hits and a Missというグループが出てきました。 なるほど、そういうことでしたか。話がマーサ・ティルトンにつながったわけです。おそらく Pauline and Her Perilsとはこの7人のコーラスグループのことだと思います。

珍しい動画がありました。Martha TiltonとSix Hts & a Missの共演です。

1930年代、40年代のVocal GroupのFilmを集めたDVDが我が家にあります。何枚もあるのですが、その中の1枚にSix Hits and a Missのものが見つかりました。切り出してU Tubeにアップしました。昔の映画の映像ですから、著作権の関係で削除されるかもしれませんが、それまでの間でもご覧ください。

 

後日、TODOSが聴いたというNat King Cole TrioのCDが届きました。早速、”Crazy Rhythm”を聴いてみました。ほー、Paulineの他に男は4人でした。Four Hits and a Missというわけです。Pauline & Her Perilsの正体が判明しました。バックの伴奏がKing Cole Trioというわけです。1938-1941年にラジオで放送されたKing Cole Trioのバック演奏のDiskが200曲くらい残っているということですが、このCDはその焼き直しです。

⇒ Crazy Rhythm

    

驚くなかれ。現在でもThree Hits and a Missと名乗るグループがいるのです。アメリカとは広い国ですね。


Three Hits and a Miss(Vocal)

 


Three Hits and a Miss(Jazz Combo)

⇒ Martha Tiltonのページ


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