ジャズと数学 |
わけの分からぬ方程式 | ||||||||||
かつてグレンミラー楽団のドラムス、ジョージ・サイモンGeorge Simon(1912- )はハーバード大学出身のインテリで、もの書きも本職でした。Metronome の編集長をはじめ、New York Herald Tribune など新聞の記事も書いております。1977年にはビング・クロスビーのアルバムのライーナーノーツに対してグラミー賞が与えられました。 さて、トミー・ドーシー楽団のドラマー、デイヴ・タフDave Toughが1937年にMetronome に寄せた記事にこんなことが書いてあります。 「ジョージ・サイモンは音楽批評の公式を解きつつある。それは という恒等式で、音楽評論家たちはこの公式に従うことになるであろう」 みなさん、何のことを意味する式だか分かりますか?わたしは数式を扱うのが本職ですが、未だにこの式の意味をくみ取ることが出来ません。しかし、意味を教えろというのは、野暮というものです。日本人が苦手とするあちらの人のユーモアなのです。 ちなみに、この公式に登場する人物は、
というわけです。もうひとつ、念のためtom-tomというのは太鼓の音です。 |