ジャズと数学 |
ヒットカウンターが物語る - English - | ||||||||
「どのくらいの人がこのサイトを見ているの?」というお尋ねが当初からありました。私は「10000人がただヒットしてくれるより、1人でも中身を読んでくれてお便りでもくれる人がいる方が嬉しい」といって、1年以上も
とゼロのまま動かない張子のカウンターをつけておきました。 これも珍しがられましたが、重い腰をあげて2000年2月6日にカウンターを設置しました。7月はサイト移転のためHP公開を約1ヶ月休止しましたが、その後、8月の終わり頃から約2ヶ月半、少し統計データを取って眺めてみました。すると、その数字が思わぬ事実を物語ってくれました。まずは、次のグラフを見てください。 |
週日、それも水曜日をピークとして、勤め人が会社のパソコンから眺めているに違いありません。月曜日は忙しく週明けのお仕事をしているのでしょう。 若い頃、ゴルフに行くのに土・日は料金が高いので週日に行ったものです。しかし、月曜日や金曜日に休むと三連休となり仕事に差し支えるが、中頃の日なら出やすいという友人が多かったからです。 「なるほど、なるほど」 |
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これは時間帯別のヒット数分布の図です。真っ昼間に「ジャズにまつわる話」を見ているのですよ。私は仕事の終った夜半過ぎに作業をしたり、他所のサイトを眺めたりしているのですが、世の中はまったく逆なんですね。まとめると次のような数字です。
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昼休みの時間帯に遊びに眺めるのは分かるとしても、仕事時間にもしっかり眺めて遊んで給料をもらっているのです。インターネットをつかって重要な情報を得て、自分の業務の質を高めている人もいるはずですが、実態はこんなことだったのです。 「経営者の皆さん、IT時代に1人に1台のパソコンを与えただけで喜んでいると、そのうちどこかのデパートや生保のようになるとも限りません。くわばら、くわばら」 |
updated April
26, 2003
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左の2000年の9月からの統計を見てみたところ、いろいろな国の人が眺めていることがわかります。 南の島トンガ王国からもファンが見てくれているのです。どこにでもジャズファンが居るということです。ひょっとしたらトンガにお嫁に行った日本人妻かもしれませんし、トンガ王国の王様かもしれないのです。痛快ですね。 US Government(アメリカ政府)や国防省からのアクセスには驚きました。 こんなところからアクセスしている人がいるのは、皆さんと同じくジャズ好きの人がいるということです。 ネットの世界に国境はありません。パスポートもいらないのです。一歩進んだ世界です。 シドニーのオリンピックの頃はヒット数ががくんと落ちました。師走になると同じように減ってくると思っていました。 ところが異変が起きました。突然、通常の3倍もの跳ね上がりで2000年12月13日に154名の新記録です。びっくりして「何だこれは?」とばかり、調べてみたところ so-net の URL-TODAY というのがあるのですね。そこで、このサイトが紹介され突発的な増加現象となったわけです。こういう読者はおそらく一時的なものでしょう。日本的ですねえ。 もうひとつはホームページの雑誌「WWWイエローページ Vol.10」に紹介されました。ロボットによるサーチエンジンも結構ですが、いいサイトを発見するのは大変です。そこで、人手でいいサイトを掘り出して紹介する商売が成り立つのです。 いや、いろんな商売があるものです。 また、ソルトレイクの冬季五輪の頃にもヒット数は落ちることでしょう。 もっと驚いたのは2002年10月終わりに、たった2日で1000件ものHitがありました。一体、何だったのでしょう。 |
さて、2003年も4月になりました。だんだんとサイトを見に来る人の行動パターンが変わってきました。まずはグラフを見てください。夜更けのジャズファンが増えています。10時台から12時台に、昼休み以上のヒットがあるのです。 これは自宅にパソコンが増えて、ネットワークの普及が高くなってきたことによるものと推察できます。 |
曜日別のHit数のグラフも形が変わってきました。 土・日のヒット数がめっきり増えました。やはり、自宅からのアクセスが増えたというわけです。 |