歌と歌手にまつわる話 |
(136) Rosenberg Trio Ol' Man River |
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ストーケロ・ローゼンバーグというオランダのジプシー・スイングのギタリストがいる。 ジャンゴ・ラインハルトの流れをくむギタリストだが、その物凄さといったらあいた口がふさがらない。 2010年には日本でライブをやったという。私は残念ながらそのことに気がついていなかった。見損なってしまって惜しいことをした。 昨晩、お友達のまきみちるが六本木スイート・ベイジルで単独のコンサートを開いた。「お客が集まらない」とか言って家内のところに電話もあったようだが、開いてみればSold Outだった。なんじゃい、人に心配させておいて。 |
それが、バックにFour Freshmenではないが、5ギターを配しリズムセクションにピアノ、ベース、ドラムス、パーカッションと9人編成のバンドに、ネコーズというベテランスタジオミュージシャンのバックコーラスがつくという豪華版であった。 それで、俄かにギターのことが頭に残り、ローゼンバーグを思い出したというわけである。 ローゼンバーグを知ったのはひょんなきっかけからであった。MotownのThe Temptationsの”Ol' Man River”のYou Tubeを見つけて、バス・ソロにたまげていた頃がある。You Tubeではよくあることだが消されてしまった。他にアップしているやつがないか検索中に、Rosenberg Trioが出てきたというわけである。 したがって、初めて聴いたのが”Ol' Man River”だった。度肝を抜かれた。
これは2007年のサモアでのライブである。 お気に召したら、DVDもある。もうひとつ、チック・コリアのスペインを聴いてください。
アランフェス協奏曲はナルシソ・イェペスが初めてオーケストラをバックに弾いたことは有名な話である。イェペスの先生であるセゴビアは民族楽器であるギターはオーケストラとはバランスが悪いといって一生演奏していない。ジャズの世界ではジム・ホールが看板にしている。関連するお話は ⇒こちら 買うのがいやな人はYou Tubeでも探してみてください。(2011/4/5) ■ ■ ■ ■ ■ |